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陰陽学説

ようこそ、myouyu‘s blogへ、いつもお越しくださりありがとうございます。

今日は中国医学における「陰陽学説」についてお話しします。


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古代の人は宇宙のすべての事物の発生・発展・変化はみな陰陽二気の相互作用によるものだとし、そこから中医学の陰陽学説が生まれました。

『無極』とは対立のない「混沌の始まり以前」を指し、『太極』とは陰と陽の「最初の対立」を意味します。

古くからのこの宇宙感が、今から1000年ほど前の宋代に至って『太極図』と呼ばれる図式にまとめられ、それがよく太極拳や気功のシンボルマークに使われる陰陽の太極マーク(太極図)です。

太極図は「陰 極まれば陽生じ、陽 極まれば陰生ずる」という気の動きとしての時間の経過を示しており、一日も一年も人の一生も同じ時間のパターンで理解できます。

 

人は陰と陽のバランスを取りながら、絶えず変化しています。

気功は陰陽の気をめぐらせて宇宙と一体になるためのレッスンであるということが言えます。

陰陽の元々の意味は素朴です。

日光が当たる側を陽、日光が当たらない側を陰としました。

人体の場合、太陽に背を向けて、日光の当たる側を経絡(ツボを結んだライン)の陽脈としました。

また、対立する二つの側面を用いて分析することもできます。

例えば、天と地・上と下・左と右・動と静・明と暗などです。


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『太極図』における黒は陰、白は陽を表しています。陰陽を区切る波形の線は、二つが決して静止しているものではなく、常に運動変化を繰り返しつつ互いにバランスを保っていることを象徴しています。

 

伝統中医学では、人が生物として根本的に持っている病気を治そうとする力、すなわち〈自然治癒力〉をいかに引き出すかを目的としています。

この〈自然治癒力〉は、陰陽の自然哲学思想を基礎としています。

たとえば、次のような考え方もあります。

陰陽・水火という対立する2つの原理は、人体にもあります。

まずは「腎臓」これは臓器としての腎臓のみではなく、膀胱・生殖器をも含み『水の中枢』と位置付けられます。

丹田もここに当たります。ここが人体における『陰の中枢』になります。

次に「心臓」 すなわち中丹田は、人体における『火の中枢』とみなされて陽気はここに発し、ここで完成されます。

心臓は人体における『陽の中枢』とよばれます。

だから、火が強すぎる人は下丹田の水で静めてバランスと取らなければならないし、そのためには下丹田に気がなければなりません。

これは一つの例えであり、人体そのものも一つの太極、下丹田も一つの太極、中丹田も一つの太極、臓器もそれぞれが一つの太極のように陰陽のバランスを保ちながら変化し、言いかえれば、常に循環させるために気を動かすのだと解釈してください。

両手を向かい合わせボールを抱えるような動作には、左右の手で陰陽の手で太極のボールができるんです。

やってみてください、感じてみてください。

最後までご覧くださりありがとうございます。